TOMMY STYLE

日々感じたことを綴ります。

『空気を読んではいけない』を読んで感じたこと

 

 

空気を読んではいけない

空気を読んではいけない

 

 

 

空気を読んではいけないをさきほど読破しました。

その中で、特に僕が心動かされた部分を、皆さんに紹介したいと思います。

 

何かをやるときは一人でやれ

みんなと同じやり方で練習をこなしても、伸びしろなんてたかが知れている。誰もやっていない技を、人知れず突き詰めるからこそ、予想できない進化をするのだ。 同じ熱量、同じ方法では差がつかない。たった一人で温め続けた企みが、やがて結果として表に出てくると思っている。

 

日本人の価値観として、どうしても周りと同じでなければならない。そうでないと、不安になってしまう。というのはあると思います。しかし、青木選手の言うとおり、周囲と同じようにやっていても、周囲と同じような結果になるだけです。人よりも突出したいのであれば、周囲とは違う方法で一人で努力することが大事なのです。

 

自分で自分の形をつくる

トレンドに乗らなかったり、自分の考えを押し通すことについて、「不安に思わないのか」と聞かれることもある。みんなと同じことをやっていれば、大失敗することもないという思いからくる質問だろうが、僕は格闘技の一番の面白さは「自分で自分の形をつくるところ」という考えを持っている。

 

確かに、敷かれたレールの上に沿って走ることは、簡単ですし、安心しますよね。例えば、いい大学に入って、いい会社に入って、一生安泰というようなケース。しかし、それでは面白くないと。一度きりの人生なので、自分で切り開いていくという強い覚悟を持っていくことは非常に大事ですよね。

 

 欲望が散らかっている人間は、永遠に何も手にすることができない。

 

良い服を着たい。良い家に住みたい。女と遊びたい。友達とも飲みに行きたい。家族も持ちたい。その上で「格闘技に命かけています」と言ったって、そんなの夢ですらない妄想だ。何かを得るためには、それ以外のすべてを捨てなくてはならない。

 

「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがありますが、まさにその通りですよね。あれもこれもと、多くのものを欲した結果、すべてが中途半端で、結局なにも手にできていない人は、本当にたくさん見かけます。

 

誰も進まない道を行く

 

流行の逆を行くことは、リスクがないわけではないし少数派だ。この道であっているかどうかと思うと不安もある。しかし、流行を追ったら先にはじめた人間に一日の長があるもの。みんながやっていることに、「流行りだから」といって乗っかっているようでは、圧倒的に遅い。種は先にまいておかないといけないのだ。(中略)もしかしたら、予想が外れるかもしれない。でも、「周りがこう思っている」「こう考えている」と仮設を立て、「だったら、実はこっちに穴があるな」と発想する。その精度をいかに上げるかが重要で、それは、どれだけ多くの情報、感性に触れてきたかにかかっている。周りが行く方にはもう美味しい果実は残っていない。誰もが見ていない裏山にこそ、人知れず足を踏み入れるべきだ。

 

人と同じことをしても、結局は二番煎じになってしまう。そうであれば、リスクは大きいが、自分だけの道を突き進むということも非常に大事な選択肢だと思います。それなりの覚悟は必要だと思いますが。

 

一度しかない人生で、世間的な「幸せ」に惑わされている時間はない。

 

自分が人生をかけて打ち込めることを見つけられたら、人生の8割は成功だと思っている。 やっている方が楽しめなければ、お客さんは絶対に楽しくない。自分がワクワクしないものは、お客さんもワクワクしない。自分が熱狂しているから、見る者の胸を強く打つんだと思う。

自分の人生において、自分の物差しを持つことができれば、幸せの道はひらけていくはず。 誰が何と言おうが、自分が誇りを持てることをやる。 そこに他人の価値観を持ち込んだら、不幸のはじまりになってしまう。

 

とにかく自分の信じた道を突き進み、ワクワクした人生を謳歌しろ。という青木選手らしい、幸せの定義だと思います。

 

人生とは何か?あるいは、幸せってなんだろう?と悩み悶々としている人や、周りの空気を読む社会にウンザリしている人は、是非一読してみる価値はあると思います。

 

空気を読んではいけない

空気を読んではいけない