TOMMY STYLE

日々感じたことを綴ります。

運行管理者の基礎講習(1日目、2日目、3日目は試問)を受けてきました

昨日までの三日間(2/13-2/15)に、運行管理者の基礎講習(貨物)を受けてきました。

そもそもなぜ受けたのかというと、来月に行われる「運行管理者試験」の受験資格を満たすために、基礎講習修了が必要だったからです。

一定年数の実務経験があれば、基礎講習が受講する必要がないようですが、私の場合、全く実務経験と呼べるものがないため、受験資格を満たすには、基礎講習を受講するしか方法がなかったのです。

 

会場は、大阪の南港にあるATC5階の、ヤマトスタッフサプライ西研修センターでした。本来は、運行管理者の試験を実施しているNASVAで受講する方が多いのかもしれませんが、私の場合日程が合わず、たくさんの日程にて開講しているヤマトさんで受講してきました。

事前に見ていた、受講された方のブログでは、講義ごとに、いろいろな講師の方がやってきて、それぞれの専門の方から話を聞くと書いてあったのですが、私の場合は、最初の受付から、すべての講義、最後の修了証書の授与まで、3日間すべて同じ方が一人でやられていました。まあ、会場や会社によって、その辺は異なるのかもしれませんね。

 

3日間のスケジュール

f:id:oceanweek:20180216150906j:plain上図のように、朝10:00~16:00過ぎまで、毎日ずっと講義を受講する感じです。

途中、特に2日目のお昼食べた後が、めちゃくちゃ眠かったですが、講義してくれる方は、ずっと一人で、とても丁寧にしてくれるので、「寝たら申し訳ない」という気持ちになり、なんとか眠気をこらえました。

使用したテキスト

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上のように三冊ありますが、基本的には、一番右の「サブノート」を中心に進められました。

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サブノートの中はこのように、重要語句の穴埋め形式になっており、三日目の試問の勉強のためや、本試験のために活用しやすい形になっています。

3日目の試問

3日目は、朝イチから試問という名の、テストがありました。事前に調べた情報によると、「めちゃくちゃ簡単なテスト」や、「落ちても追試がある」、「テキストの持ち込み可」といったことが分かっていたので、簡単に勉強するぐらいにしていました。

しかし、実際に受けてみると、「意外と難しかったなあ」という印象でした。問題数は全部で25問で、1日目の内容が8問、2日目の内容が17問、各四点の100点満点でした。形式は、「◯×問題」と、「正しいものを1つ選べ」という記号式で、語句を書かせたりといった問題はありませんでした。流出防止のためか、解答用紙も問題用紙も回収されてしまったため、問題は手元にはありませんが、覚えている範囲内では、以下のような問題が出題されました。

 

問 : ◯か×か

A営業所においては、運行管理者は、昼間のみの勤務体制となっている。このため、運行管理者が不在となる時間帯の点呼が当該営業所における点呼の総回数の7割を超えていることから、その時間帯における点呼については、事業者が選任した複数の運行管理者の補助者に実施させている。しかしながら、運行管理者は、点呼を実施した当該補助者に対し、当該点呼の実施内容の報告を求める等十分な指導及び監督を行っている。

(答えは×、点呼は1/3を運行管理者がやらないといけない)

 

問 : ◯か×か

車両等は、横断歩道等に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者等がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前( 道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前 )で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等を徐行し、かつ、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。

(答えは◯)

 

このような、文章の正誤を問う問題や、計算問題も多く出題されていました。

文章の正誤を問う問題は、数値が異なっていたり、「所有者」と「使用者」が違っていたりと、意外と引っ掛け問題が多く、よく注意しないと間違ってしまう問題も多かったです。

時間は、なんとか足りるというレベルでした。

私は、これまで結構、運行管理者の本試験のために勉強してきた知識がありましたが、全く初めての方は、「きちんと授業を聞いているだけじゃ、正直難しいのではないだろうか」と思ってしまうぐらい、レベルは高かった気がします。

修了証書授与

最終日の講義終了後には、修了証書が授与されます。その条件は、昼休みに講師の方に質問したところ、「まあ、六割ぐらいはとってもらいたいですねえ・・・」となんとも曖昧な感じで、はぐらかされました。なので、とても不安だったのですが、なんとか修了証書と手帳をゲットすることができました。

最も高い点数は満点で、50人のうち1人いて、その方が代表して修了証書を受け取りました。そして一番驚いたのが、なんと平均点が、64点だったということ!

ということは、半分ぐらいの方が、64点以下だということですよね。「あれ?6割のボーダーじゃないの?」って正直思ったんですが、正式にはボーダーについては、講師の方は行っておらず、私が個人的に昼休みに聞き出したことなんですよね。ちなみに、今回は、全員、追試もなく、修了証書をもらっていました。まあ、会場や実施会社にもよると思うんですが、今回私が受講したヤマトさんの場合は、かなりゆるかったと思います。講義中爆睡していた方とかもいたんで、とりあえず3日間きちんと来れば、修了証書を渡すっていう感じだと思います。まあ、個人的には、きちんと修了証書がもらえたので、良かったです。

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 修了証書です。意外と淡白な感じです。

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運行管理者手帳です。これは10年ぐらい使うから、大事にしてくださいね。と3日間ずっとすべて一人で講義してくれた講師の方が仰ってました。大事に使わせて頂きます。

おわりに

今回は、私は運行管理者の<貨物>の基礎講習を、ヤマトスタッフサプライの関西研修センターで受講しましたが、他の方がブログ等で書かれているよりも、かなりゆるい感じだったという印象です。でも、三日間、朝から晩まで講習を受けるというのは、意外としんどく、3日目の試問終了後の午後の講義は、ほとんどの方が寝ている状態でした。

そして、せっかく基礎講習を修了したので、来月の運行管理者の本試験に向けて、追い込みをかけていきたいと思います。